- 小丸まり子
ラナンキュラス
私の大好きな花です!
バラほどエレガントではないけれど
丸いフォルムにたくさんの花びらが豪快に咲き
見るだけでとても元気になります。
外国ではブーケに使用されることが多いラナンキュラスには
色別に花言葉があります。
代表的な花言葉として「魅力的」や「美しい人格」がありますが
この花言葉の由来は、ギリシア神話のとても切ない恋物語から来ているそうです。
青年ラナンキュラスと美青年ピグマリオンは美しい娘コリンヌと出会い
二人は同時にコリンヌに恋をしますが、コリンヌはピグマリオンを選びます。
恋に破れたラナンキュラスは二人を心の底から祝福をし
シシリー島に渡り、一生を終えました。
そして彼のお墓の傍に一輪のラナンキュラスが咲いていたことから
花言葉が「美しい人格」となったそうです。
そういえば、ウルフルズの「笑えれば」という歌のPVがまさに
このギリシア神話のような切ない恋物語だとい事を思い出し、久々に見ましたが…
やはり切ない…
けど、誰かを心のそこから祝福できるのはとても美しいことだと
再確認できる映像でもありました。
きっと誰もが切ない恋の一つや二つを経験して、今を笑って生きている。
生きていると辛いこともたくさんあって、人とぶつかることもたくさんあります。
そんな時には心が荒むこともあるけれど心に余裕を持って
いつだって相手のことを思いやれる”美しい人格”が持てるようになりたい。
明日、部屋に飾るラナンキュラスを買いに行ってこよう…
